31歳既婚男性会社員の愛人募集の記憶

飲み会の時に調子に乗りすぎたと反省している。
まさかあんなことを言うつもりじゃなかったのに、お酒の勢いでやってしまった。
飲み会は会社の若手が集まって親睦を深めるという会だった。
会には中堅~若手の社員が5人ほど集まった。
男ばかりだった。
最初こそ今後の営業についてや、会社の方針についてどう思うかなど熱い議論が開催されていたのだが、そんな話は2時間ほどで終了。
テーブルに日本酒が持ち込まれた頃にはみんなのテンションはMAXで、それこそ女の話や下ネタで盛り上がるようになっていた。
おれは既婚者なのでそこにうまく入り込めなかったのだが、ある社員が、 「結婚したからって、女に興味が無くなるわけじゃないでしょ?愛人とかどうなんすか?欲しいとか思わないんすか?」 と絡んできた。
そこでおれは調子に乗って、 「もちろん、今は愛人なんていないが、愛人募集中です。
自己紹介だってそう言っちゃうもんね。
32歳営業、愛人募集中です。
なんちゃって」 場は大いに盛り上がった。
その日は楽しかった飲み会で終わった。
数日は穏やかな日が続いたのだが、週が明けて、朝早く出勤したおれは、会社の給湯室である女子社員と2人きりになった。
すると、その社員が、 「あの、愛人募集中なんですか?」 と突然聞いてきた。
げ!誰かばらしやがったな。
あれは飲みの場での冗談で、と弁解をしようとしたところ、 「愛人募集中なら立候補しようかな」 と言われた。
なんだ、この急展開。
まさか本当に愛人が出来てしまうのか?それともワナなのか?